BRIONVEGA

1945年にBrionとPajettaによって「BP Radio S.r.l.」の名でミラノで創立され、1960年にエンジニアのPajettaが退社した後、同社は工業デザインの世界に入り、新社名「Brion Vega Radio Televisione S.a.s」と改称しました。こうして、イタリアンデザインの最も輝ける星のひとつ、BRIONVEGAというブランドが誕生しました。

BRIONVEGAの哲学は、Brionの物質文化に対する非常に個人的な見解をもたらしています。
BRIONVEGAの商品群は、彼の精神的な召命に基づき単なるモノではなく、コミュニケーションの手段や道具であり、ただの商品ではないのです。
道具とは、さまざまな用途に使え、使う人の願望、夢、欲望、信念を反映するもので、決して政治的なものではなく、美学的に印象に残る、紛れもなくニュートラルなオブジェであることです。

イタリアの変革の波の上で育まれたブランド

自由、変化への欲望、革命、ダイナミズム。
1960年代、風習が変わりつつあったイタリアで、「イタリアンデザイン」は新しい世代の若者の価値観を取り込んでいました。
当時の経済的な繁栄と相まって、この歴史的な時代には世界におけるMade in Italy、そしてイタリアン「tout court」を代表するデザインピースが生まれました。

この頃トレヴィーゾのアーゾロの地に、industria felixのシンボルのひとつにもなったMarco Zanuso(マルコ・ザヌーソ)が設計した工場が建設され、卓越した工業スキルや高い技術を持つ職人が終結しました。
当時のBRIONVEGAは、「radiofonografo」や「totem」など、高性能な製品や真の芸術的オブジェに投資し、これらの洗練された唯一無二のオブジェを作り上げる工員や職人を育成し、優れた製造能力に全てを捧げたのです。

歴史を彩るデザイナー

BRIONVEGAは、60年にわたるイタリアンデザインの歴史の中で、その時代の最も有名で革新的なデザイナーと協力し、タイムレスでアイコニックなオブジェを制作してきました。

Marco Zanuso/Richard Sapper
BRIONVEGAが初めて本格的な成功を収めたのは、マルコ・ザヌーソとリチャード・サッパーコンビの貢献が大きく、1962年に彼らはDoney 14'(欧州初のポータブルトランジスタテレビ)をデザインし、イタリアンデザインの権威と歴史ある賞「Compasso d'oro賞」を受賞しました。
1960年代初頭、2人はその後長年にわたる重要なコラボレーションを開始し、radio.cuboを生み出しました。
このコンビは、BRIONVEGAの特徴であるダイナミズムを初期に刻み込んだ功労者です。
radio.cubo
Achille Castiglioni/Pier Giacomo Castiglioni
カスティリオーニ兄弟はそれぞれ1918年と1913年にミラノで生まれました。
彼らの作品が世界中のデザインミュージアムに展示されており、数多くのcompassi d'oro賞を受賞していることからもわかるように、イタリアンデザインを代表する巨匠です。
1965年にBRIONVEGAとのコラボレーションによって、Made in Italyのデザインアイコンであるradiofonografoが生まれました。
radiofonografo
Mario Bellini
1935年ミラノ生まれの建築家、評論家およびデザイナー。
イタリア国内外で開催された数々の展覧会はベリーニの驚くべきキャリアを裏付け、1987年にMoMa-ニューヨーク近代美術館で開催された個展は、彼の絶対的な才能を証明するものとなりました。
1971年に洗練されたフォルムと機能を持つリスニングマシーンtotemを生み出しました。
totem

世界中で評価されるデザイン

「Compasso d'oro」賞は、工業デザイン協会により毎年授与される重要な賞です。
受賞することはデザイナーにとって偉大なデザイン界の殿堂入りを意味します。

BRIONVEGAは1962年、マルコ・ザヌーソとリチャード・サッパーがデザインしたテレビ、"Doney 14″で「Compasso d'oro賞」を受賞しました。
その後BRIONVEGAは、1970年に2度目の受賞を果たしました。
その理由は、「1970年のCompasso d'Oro賞が、BRIONVEGAに授与されたのは、その製造において高いレベルの品質を与えるよう努め、イタリアの一流デザイナーの作品を採用したことで、国際的レベルの
デザインという観点から、とても大きな文化的価値をもたらした」からです。

それ以来、BRIONVEGAのデザインは、MOMA(ニューヨーク近代美術館)からミラノのトリエンナーレを経てサンパウロ近代美術館に至るまで、世界中の美術館で人類の進歩や工夫を物語る輝かしい例として、
過去の偉大な芸術作品と共に永久収蔵品として展示されています。

多くの著名人に愛されたブランド

Francis Ford Coppola
BRIONVEGAは、その革新的なデザインと効率的な性能で、長年に渡り私の憧れでした。

Karl Lagerfeld
Sotheby'sのオークションに出品された個人コレクションの中にRadiofonografo rr126も含まれていました。

David Bowie
Radiofonografoの愛好家であり、インテリアとしての美観とサウンドを高く評価していました。

これからのBRIONVEGA

この20年、BRIONVEGA、その伝説的な会社の基礎と構造を再構築することに専念してきました。
家電製品の世界では小さな会社ですが、形だけでなく、イタリアンデザインの真髄であるMADE IN ITALYの発展と普及のためには極めて重要な存在です。
技術的な研究やデザイン、熟練した職人の育成、マーケティング体制、その他のすべての部門が、この特別なオブジェへの非常に強い情熱で結ばれたスタッフによって構成されています。

Collections

radio.cubo

1960年代当時の、新しさと色彩への反抗的欲求のすべてを表現したradio.cuboは、瞬く間にカルト的オブジェとなりました。

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radiofonografo

カスティリオーニ兄弟が手がけたクラシックなradiofonografoは謎に包まれており、今日もデザイン愛好家の想像力をかき立てています。

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totem

フォルムと機能についての長い瞑想の最後に訪れる、幾何学的な規則性への賛歌です。

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